MEIBUTSU DETAIL
#1
長野県の名物
野沢菜を塩漬けにした漬物
野沢菜漬け
その他しょっぱい郷土料理
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野沢菜漬けは、長い葉茎を持つ野沢菜を塩や調味液で漬け込んだ、長野の漬物です。野沢温泉村で栽培が始まった伝統野菜を、冬に向けて大量に漬け込み、雪に閉ざされる季節の保存食としてきました。
味は漬け込みの時間とともに移ろいます。漬けたての浅漬けは葉の緑と歯ざわりが残り、さっぱりとした風味。日が経った古漬けになると色は飴色に変わり、酸味とうまみがじわりと濃くなっていきます。同じ一樽の中身が、時間の経過とともにまるで違う顔を見せる漬物です。
晩秋になると、収穫した野沢菜を冷たい水で洗う「お菜洗い」が始まります。温泉地では温かい湯を使う光景も見られ、この漬け込みの作業そのものが、飯山市など北信州の初冬の風物詩になってきました。
つまり野沢菜漬けは、単なる副菜ではなく、雪国の冬を越すために生まれた仕込みの知恵です。浅漬けの爽やかさから古漬けの深いうまみまで、家庭の樽の中で少しずつ変わっていく味に、その土地の季節がそのまま映っています。
