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山口県の名物

夏みかんの皮や果汁を使った柑橘菓子

夏みかん菓子

スイーツ・菓子甘い郷土料理
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夏みかん菓子は、萩市の夏みかんを使って作る菓子です。果汁や皮を砂糖・寒天と合わせ、ゼリーや砂糖漬け、丸ごとの果実をくり抜いて器にした菓子などの形に仕立てます。萩で夏みかん栽培が広がった歴史を背景に、城下町の土産菓子として作られてきました。

萩では、明治の世替わりで職を失った武士の生計を支えるため、屋敷跡に夏みかんが植えられて栽培が広がったと伝わります。町なかの土塀ぞいに残る木が今も実をつけ、この果物が萩の風景そのものと結びついています。

菓子にすると、砂糖の甘さの奥に柑橘のほろ苦さと香りが立ちます。とりわけ皮を使ったものは、甘みだけで終わらず、後から苦みと香りが追いかけてきます。加工して甘く仕立てても酸味が消えきらないところに、夏みかんらしさが残ります。

生の果実はそのままでは日持ちしませんが、砂糖や寒天と合わせることで持ち運べる形になります。萩の古い町並みを歩いたあと、その柑橘の香りを土産として持ち帰れるのが、この菓子の楽しみ方です。