全国名物番付
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#1
鳥取県の名物

山菜や鶏肉を蒸し込む具だくさんおこわ

大山おこわ

あっさりご飯もの郷土料理
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大山おこわは、もち米に山菜や鶏肉、ごぼう、にんじんなどを合わせて蒸した、大山町や米子市に伝わる郷土料理です。中国地方最高峰の大山のふもとで受け継がれてきました。

山の幸を多く使うのが特徴で、山菜や根菜のほろ苦さや香りが、もち米の甘みと粘りに重なります。具材を一つずつ主役にするのではなく、いろいろな山の材料をもち米のなかにまとめて炊き上げるところに持ち味があります。

もち米で作るため、冷めても粘りと食べごたえが落ちず、時間が経ってもぼそつきません。この性質から、かつては山仕事や大山への参詣に持って出る携行食として重宝され、握って持ち歩ける手軽さも役立ちました。

一方で具だくさんで見栄えがよく、祝いの席やもてなしの膳にも並びます。ふだんの携行食とハレの日のごちそう、その両方を兼ねてきた料理です。

大山の山麓で採れる恵みを一膳に詰め、持ち運びにも人の集まりにも応えてきたこと。冷めてもまとまるおこわの実用性が、この土地の暮らしにそのまま合っていました。