MEIBUTSU DETAIL
#1
千葉県の名物
鯛の姿をかたどった甘い焼き菓子
鯛せんべい
スイーツ・菓子甘いブランド食材
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鯛せんべいは、鯛の姿をかたどって焼き上げた、千葉県鴨川市小湊の甘い焼き菓子です。魚の身は使わず、小麦粉と砂糖、卵を混ぜた生地を鯛の形に焼き固めます。
名前に「せんべい」とありますが、米を焼いた堅焼きの煎餅とは別物です。米ではなく小麦粉の生地を薄く焼き上げるため、口に入れると軽い歯ざわりでほろりと割れ、卵と砂糖のやさしい甘さが広がります。塩気やしょっぱさはなく、瓦せんべいに近い、素朴な甘みの焼き菓子といえます。
この菓子が鯛の形をしているのは、小湊の名所である鯛の浦にちなんだためです。鯛の浦は、岸近くに鯛が群れ集まることで知られる海域で、その土地の象徴を菓子の姿に写して、旅の土産として作られてきました。魚の身をすり込んだものではなく、あくまで鯛の姿かたちを写した菓子である点が、名前から受ける印象との楽しい食い違いになっています。
今も亀屋本店や石渡製菓といった店が焼き続け、小湊を訪れた人が旅館や菓子店で買い求めます。海辺のまちの縁起物として、鯛の形そのものが土産の由来を語る一品になっています。
