全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
栃木県の名物

肉を使わず玉ねぎ主体の蒸し焼売

足利シュウマイ

粉ものしょっぱいB級グルメ
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#1

足利シュウマイは、足利市で親しまれる、肉を使わないソース味の焼売風料理です。刻んだ玉ねぎと片栗粉を中心にした具を焼売の皮で包み、蒸し上げてからソースをかける食べ方が知られています。

肉の詰まった一般的な焼売を想像すると、足利シュウマイはかなり違って見えます。中身は白くやわらかく、蒸すことで玉ねぎの甘みともちっとした食感が前に出ます。からし醤油ではなくソースを合わせることで、駄菓子や軽食に近い親しみやすさが出ます。皮の中はほとんど玉ねぎで、片手でつまめる小ぶりな一個です。

戦後の屋台や駄菓子屋の文化の中で、手軽な子どものおやつとして広まったといわれます。今も足利市内の飲食店やイベントで、地域に根づいた軽食として扱われています。

名前だけを見ると中華料理の一種に思えますが、湯気の立つ皿にソースをかけた瞬間に、それは足利の軽いおやつへ変わります。肉焼売を思って口に運ぶと、その小さな一個に残る食べ方のずれが、かえって足利らしい記憶になります。