全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
沖縄県の名物

粒が口の中ではじける房状の海藻

海ぶどう

海鮮料理酸っぱい郷土料理
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海ぶどうは、沖縄や宮古島、久米島の暖かい海で育つ、ブドウの房のような形をした海藻です。クビレヅタという別名を持ち、三杯酢やポン酢を添えて食べます。

皿に盛ると、緑色の小さな粒がびっしりと連なり、光を受けてつやを返します。その見た目から「グリーンキャビア」と呼ばれることもあります。口に入れると粒が次々にプチプチとはじけ、海水を思わせる軽い塩気が広がります。味そのものより、この弾ける食感を楽しむ食材で、たれは直接かけず少し付けるのがなじみのやり方です。

粒は鮮度が落ちると張りを失い、冷やしすぎても縮んでしまうため、産地で食べるほど一粒ずつがふくらんでいます。沖縄や東南アジアの暖かい海でしか育たず、古くから沖縄で食べられてきましたが、1990年代以降に養殖の技術が進んで商業生産が広がり、今では本土でも手に入るようになりました。

箸で持ち上げた房がぷるぷると揺れ、粒をつぶさないよう口へ運ぶ。その手元の緊張までが、南の海の幸を味わう時間の一部になっています。