全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
長崎県の名物

えびすり身を食パンで挟んで揚げた揚げ物

ハトシ

あっさり粉もの郷土料理
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#1

ハトシは、えびのすり身を食パンで挟み、油で揚げる長崎の郷土料理です。明治時代に清国から長崎へ伝わったとされ、卓袱料理の一品から家庭や飲食店にも広まりました。

揚げたハトシは外側のパンがきつね色になり、かじるとサクッと軽い音がします。中にはえびのすり身がたっぷり入り、揚げたパンの香ばしさとえびのうまみが一緒に口の中へ広がります。揚げたての角をかじると、外の香ばしさと中のえびのやわらかさがはっきり分かれます。

蘇州林のような店で知られ、卓袱料理の一品として出されたものが、やがて家庭や飲食店にも広がって長崎中華の流れのなかで親しまれてきました。見た目は軽い揚げ物ですが、えびの風味がしっかり残るため、酒肴にも軽食にもなります。

食パンという西洋の材料に、中国風のえびのすり身を挟んで油で揚げるという発想そのものに、日本・中国・西洋の食が入り混じった長崎の和華蘭が、手でつまめる一口の形になってそのまま表れています。