全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
宮崎県の名物

外皮の内側の白い部分ごと食べる柑橘

日向夏

果物酸っぱいブランド食材
TOTAL VOTES
1
RANK
#1

日向夏は、江戸時代末に宮崎市で見つかった宮崎県固有の柑橘です。ニューサマーオレンジとも呼ばれ、黄色い果皮と爽やかな香りを持ち、外皮の内側の白い部分ごと食べるのが特徴で、県を代表するかんきつブランドに育ってきました。

黄色い外皮をりんごの皮のように薄くむくと、果肉の周りに白いふわっとした綿状の内皮が残ります。一般の柑橘では取り除く部分ですが、日向夏ではこの白い部分を果肉と一緒に食べることで、酸味に甘みが加わってやわらぎます。果汁は多く、口に含むと爽やかな酸味と香りが軽やかに広がります。

1820年頃、宮崎市で野生化していた木から見つかり、接ぎ木で増やされてきたと伝わります。いまは宮崎市や日南市、串間市などで栽培され、生の果実として食べるほか、贈答用や菓子・飲料などの加工品にも使われ、春先を感じさせる柑橘として扱われます。

黄色い外皮を薄く残し、白い内皮ごと切り分けるという食べ方そのものが、この果実の個性であり覚えどころです。酸味と香りが軽いため、砂糖を少し添えても、そのまま切っても、春の食卓によく似合います。