全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
鹿児島県の名物

縞模様をもつ銀青色の小魚

きびなご

海鮮料理あっさり郷土料理
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#1

きびなごは、鹿児島近海でとれる、体側に青銀色の縞模様を持つ小型の青魚です。鮮度が非常に落ちやすいため、刺身、天ぷら、煮干しと産地ならではの多様な食べ方があります。

刺身にすると、小さな身が手開きで菊の花のように皿に並び、銀色の帯が光ります。酢味噌や生姜を合わせると、青魚のうまみとさっぱりした後味が引き立ちます。天ぷらにすると身の軽さと香ばしさが前に出て、同じ魚とは思えないほど表情が変わります。

鹿児島市や南さつま市、薩南諸島の周辺が主な漁場で、漁獲量も多く、値の張らない庶民的な地魚として食卓に古くから並んできました。一匹ずつ手で開いて盛る刺身には、鮮度が命の小魚を扱う手仕事がそのまま出ます。煮干しにすればだしの材料にもなり、一尾を余さず使う魚です。

酢味噌の甘酸っぱさが青魚の風味を受け止めるため、鹿児島の酒の肴としても定番です。銀色の帯が小皿にずらりと並ぶ姿は涼しげで、鮮度が落ちる前に産地の近くで食べてこそ、その持ち味がいちばん分かる一品です。