全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
茨城県の名物

甘みだけで仕上げた干したさつまいも

干し芋

甘い果物郷土料理
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干し芋は、蒸したさつまいもを乾燥させる、茨城の特産加工食品です。ひたちなか市、東海村、那珂市周辺で知られ、さつまいも栽培と冬の乾燥加工が結びついて産地化してきました。

平干しは薄く広がり、丸干しは芋の厚みを残します。噛むと最初はしっかりした歯ごたえがあり、少しずつ自然な甘みが出てきます。砂糖で味を足す菓子ではなく、さつまいもの水分を抜くことで甘みと食感を凝縮する食べ物です。

茨城は干し芋の主要産地として知られ、品評会や協議会による品質向上の取り組みもあります。品種や干し方によって、色、甘み、ねっとり感が変わる点も産地の奥行きです。

干し芋は、見た目こそ素朴ですが、畑、蒸し、乾燥、選別の積み重ねで成り立ちます。とりわけ冬の乾いた光と風にさらす時間が、水分を抜きながら甘みと食感を凝縮させていきます。

平干しか丸干しか、品種は何か、干し加減はどうかで、色もねっとり感も変わります。砂糖を足さずさつまいもだけで甘さを引き出すこの加工に、茨城の産地の奥行きが表れます。