全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
北海道の名物

イカの胴に米を詰めて甘辛く煮た駅弁

いかめし

海鮮料理しょっぱい郷土料理
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いかめしは、イカの胴にもち米やうるち米を詰め、甘辛く炊く森町発祥の駅弁系郷土料理です。道南地域で水揚げされるイカと、限られた米を組み合わせた料理で、函館本線森駅の名物駅弁として知られてきました。

作り方は、イカの足と内臓を外し、胴に米を詰めて楊枝で留め、醤油、砂糖、酒などを加えてじっくり炊きます。米を入れすぎると破裂しやすいため、詰め方にも加減があります。炊き上がると、イカのうまみと甘辛いたれが中のご飯まで染み込みます。

いかめしは、第二次世界大戦中の米不足の中で、森駅の駅弁として考案されたといわれます。当時、道南で手に入りやすかったイカを器のように使うことで、少ない米でも満足感のある食べ物になりました。いかめし阿部商店は、昭和16年にいかめしが誕生したと伝えています。

駅弁としてのいかめしは、列車の旅と結びついて記憶される名物です。小ぶりなイカをそのまま持ち運べる形にし、切れば中から味の染みた米が現れる。保存や携帯の工夫が、そのまま食べる楽しさにもなっています。