MEIBUTSU DETAIL
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滋賀県の名物
箱に詰めやすい四角い形の焼き麩
丁字麩
その他あっさり郷土料理
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丁字麩は、近江八幡地域で使われる四角い焼き麩です。小麦たんぱくと小麦粉を原料にした乾物で、丸い麩ではなく角ばった形をしているため、戻す前からほかの麩とは違う姿をしています。
水で戻した丁字麩は、乾いた軽さから一転して、やわらかく調味料を含む食材になります。からし酢味噌で和えると、麩の中に酸味と辛みが入り、噛んだときに和え衣がじんわり出ます。四角い形なので、小鉢の中でも角の輪郭がくずれずに残ります。
近江商人の保存食や精進料理の食材として広まったとされ、乾物であることがこの食材の要になっています。持ち運びや保存がしやすく、必要なときに水で戻して使えるため、行商や家庭の台所に合っていました。だしや和え衣をよく吸うので、少ない材料でも一品になります。
近江八幡では、赤こんにゃくと並んで郷土食材として扱われることもあります。色で目を引く赤こんにゃくに対して、丁字麩は形と、調味料を吸ってふくらむ食感で覚えられる食材です。四角い麩が和え衣を含んでやわらぐ一口に、乾物を上手に使ってきた商いの町の台所が見えてきます。
