全国名物番付
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岩手県の名物

小椀のそばを次々に食べ継ぐそば

わんこそば

麺類あっさり郷土料理
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わんこそばは、盛岡市や花巻市を中心に知られる、小椀のそばを給仕とともに食べ進める岩手の名物そばです。そば、つゆ、薬味を基本にし、花巻または盛岡のもてなし文化に由来するとされます。盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺と並ぶ盛岡三大麺の一つとしても知られています。

一杯ごとの量は少なく、給仕が掛け声をかけながら小椀へそばを次々に入れます。食べる人はそばをすすり、椀が空くとまた次のそばが入ります。薬味を挟むことで味に変化をつけながら、杯数を数えていく流れそのものが食事の中心になります。

通常のそばと違うのは、味だけで完結しないところです。給仕とのやりとり、椀を重ねるテンポ、何杯食べたかを数える体験が一体になっています。花巻では大会も行われ、そばを食べる行為が競技のような形でも受け継がれています。

つゆの香り、薬味の辛み、短い間隔で運ばれる小椀のそばが重なり、食卓には独特の緊張感とにぎわいが生まれます。わんこそばは、そば料理でありながら、もてなしと参加する楽しさを同じ器にのせた岩手の食文化です。