全国名物番付
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#1
宮城県の名物

せりを根まで丸ごと入れる鍋

せり鍋

あっさり鍋・汁物郷土料理
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せり鍋は、仙台せりを葉、茎、根まで使い、鶏肉または鴨肉、だし、しょうゆ、きのこ、豆腐と煮る宮城県の鍋料理です。名取市、仙台市、石巻市河北地区などで知られ、せりの香りと食感を主役にします。

一般的な薬味として少量添えるのではなく、せりそのものを鍋の中心に置くところが特徴です。葉は香りを立て、茎は歯ざわりを出し、根まで食べることで一つの野菜を余さず味わう形になります。鍋の中でもせりの存在がはっきりします。

だし、しょうゆ、肉、きのこ、豆腐を合わせるため、せりだけが浮くのではなく、具材の中で香りと食感を引き受けます。根を残したまま入る見た目も、この鍋を印象づける要素です。

名取市では江戸時代からせり栽培が続いてきました。2004年頃、名取市のせり農家と仙台市の料理店が、根まで食べるせり鍋を考案したとされます。その後、仙台名物として広まりました。産地の仙台せりと結び付き、根まで食べる食べ方を含めて知られるようになったことが、この鍋の輪郭です。