全国名物番付
MEIBUTSU DETAIL
#1
富山県の名物

手延べで細くしなやかに仕上げるうどん

氷見うどん

麺類あっさり郷土料理
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氷見うどんは、氷見市で作られる手延べのうどんです。小麦粉と塩、水だけを材料に、生地を細く引き延ばしながら仕上げます。ふつうのうどんより細めながら、強いコシとなめらかな喉ごしを併せ持つのが持ち味です。

味の輪郭を作っているのは手延べという作り方です。生地に油を塗って何度もより合わせ、少しずつ細く延ばしていくことで、麺の中に細かなグルテンの筋ができ、細いのに切れにくい弾力が生まれます。すすると、うどんの太さともそうめんの繊細さとも違う、ちょうど中間の歯ごたえが感じられます。

この技法は、輪島のそうめん作りが氷見に伝わったものとされ、手延べの技がうどんに応用されて根づいたと語られてきました。江戸時代には加賀藩への献上品として扱われた記録もあり、贈答や土産にふさわしい麺として大切にされてきた歴史があります。

氷見市には海津屋や高岡屋本舗といった作り手があり、乾麺として持ち帰ることもできます。細さと弾力という手仕事の跡が、土地の名を冠した一品として今も受け継がれています。