MEIBUTSU DETAIL
#1
京都府の名物
豆腐を昆布だしで温めて味わう料理
湯豆腐
その他あっさり郷土料理
TOTAL VOTES
★0
RANK
#1
湯豆腐は、豆腐を昆布だしで温め、薬味やたれで味わう京都料理です。主な材料は豆腐、昆布、薬味、たれで、南禅寺周辺や嵯峨嵐山の料理店で名物として出されます。
鍋の中で豆腐が白く揺れ、湯気の向こうに角のやわらいだ姿が見えます。強い味を足す料理ではなく、温まった豆腐の口当たり、昆布だしの静かな香り、薬味を少しのせたときの変化を追う料理です。箸で持ち上げると崩れそうで、皿に移すまでの動きもゆっくりになります。
京都で湯豆腐が語られるとき、寺院の精進料理や豆腐文化の背景は外せません。肉や魚を前に出さず、大豆から作る豆腐を主役にすることで、食卓の中心が素材の淡さへ向かいます。南禅寺の周辺で湯豆腐の看板が目に入るのも、その土地の空気と料理が結びついてきたためです。
ねぎ、しょうが、かつお節、たれを添えても、味の芯は豆腐に残ります。冬の食事として知られますが、季節感だけでなく、寺社の近くを歩いたあとに座って温かい豆腐をすくう時間まで含めて、京都の湯豆腐らしさが形づくられています。
