MEIBUTSU DETAIL
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奈良県の名物
白瓜を酒粕で長期熟成させた漬物
奈良漬け
その他しょっぱい郷土料理
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奈良漬けは、白瓜などを酒粕に長く漬け込んで作る奈良の漬物です。奈良は古くから酒造りが盛んで、その副産物である酒粕を保存食に生かす文化を背景に発展しました。
野菜はまず塩で下漬けし、そのあと酒粕やみりん粕に何度も漬け替えられます。この繰り返しで水分が抜け、生の白さと歯ざわりは失われて、あめ色に透けるほど締まった身へと変わっていきます。仕上がりまでに長い時間をかけるため、色の深さがそのまま漬け込んだ年月の目安にもなります。
切ると、まず酒粕の濃い香りが立ちます。薄く切って口に含むと甘辛さと発酵の香りが一度に広がり、少量でも食事全体の印象を変えるほど味が強いのが持ち味です。ご飯の横にほんの少し添えるだけで、香りが食卓に残ります。
老舗では今も土産やご飯のお供として作られています。酒造りで生まれた酒粕を捨てずに、時間をかけて漬け込む工夫が、この深い色と濃い香りを生み、奈良の食文化を今に伝えています。
