MEIBUTSU DETAIL
#1
奈良県の名物
コシと喉越しが持ち味の手延べそうめん
三輪そうめん
麺類あっさり郷土料理
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#1
三輪そうめんは、桜井市の三輪地域で手延べで作られる細いそうめんです。小麦粉に塩と食用油を加えて練った生地を細く延ばしていく製法で、三輪はそうめん発祥地の一つとして知られてきました。
麺は束ねると絹糸のように細く見えますが、冷水で締めると麺線がきりっと立ち、細さのわりに歯にしっかり応えるコシが残ります。この歯ごたえは、生地を手で引き延ばして鍛える製法から生まれるもので、すすったときの口当たりにもそのまま表れます。
夏は氷を浮かべた冷やしそうめんで、寒い時期はだしで温めるにゅうめんにして食べられ、一年を通して食卓に上ります。同じ細い一本が、冷たい椀と温かい椀とでまるで違う表情を見せ、贈答や保存のきく乾麺としても重宝されてきました。
細い麺を切らさずに延ばす手仕事が、三輪という産地の名とともに麺の質を支えてきました。すすったときにほどける繊細さと、その奥に残るコシの対比が、この土地のそうめんらしさをかたちづくっています。
