MEIBUTSU DETAIL
#1
奈良県の名物
鯖や鮭の酢飯を柿の葉で包む寿司
柿の葉寿司
ご飯もの酸っぱい郷土料理
TOTAL VOTES
★5
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#1
柿の葉寿司は、酢飯にしめ鯖や鮭を重ね、一つずつ柿の葉で包んで押した奈良の郷土寿司です。吉野町や五條市、奈良市を中心に受け継がれ、海から遠い山間で塩でしめた魚を運び、日持ちさせる知恵から生まれました。
葉を開くと、四角く押し固められた酢飯の上に、薄切りの鯖や鮭が一切れのっています。柿の葉の香りは強く主張せず、包まれているあいだに魚の脂と酢飯の酸味へゆっくり移り、葉を開いた瞬間にふわりと立ちのぼります。
もとは山あいの祭りやハレの日のごちそうでした。海の魚が貴重な土地で、一度にまとめて作って葉に包み、日をまたいで少しずつ食べられるようにした保存の工夫が、そのまま一口大の押し寿司という形に残っています。包む葉が乾きを防ぎ、味をなじませる役目も果たしてきました。
今も土産や弁当として親しまれ、葉を一枚ずつ開く所作が食べる楽しみの一部になっています。海の遠さと向き合った暮らしの工夫が、香りをまとった小さな包みに折りたたまれ、分け合って食べる料理として続いています。
